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逃亡者日記R

あらゆることから逃げ続けて二次元に逃避する倒錯者escaperの雑記書きなぐりブログ

2023.10.18 Wed エロゲーレビュー:幼なじみお嬢様とHでヒミツな同棲生活

何か久しぶりにエロゲした、というかやってなさすぎる。

0 公式・関連ページ等

1 キャラ
(1)宮ノ杜春音
CV:鳴瀬なごみ
メインヒロインで唯一の攻略ヒロイン。
幼馴染お嬢様。おっぱいがでかい。

2 システム
ノベルゲーとしての機能は特に問題ない。

3 音楽・演出
同メーカー(ブランドは違うけど)の低価格ゲームである巨乳幽霊さんに癒やされる社畜さんの性活!とは逆で、EDムービー自体はあるけどボーカルがない。

4 シナリオ
シナリオらしいシナリオはない。家出した幼馴染お嬢様とエッチしまくってるだけ。
2周目で春音視点が追加されて家出の原因がわかるけど、まあ驚きも特にない理由。

まだ巨乳幽霊さんの方がシナリオの中身があるレベル。

5 エロシーン
シーン回想枠は12。1つ1つのシーンボリュームが少ないので、シナリオボリュームが少ないのも相俟ってポンポンエロシーンが飛んでくる感じになる。
似たようなシーンも多いが、基本的なシチュや体位は抑えている感じ。一方で、コスプレなどは少なめ(メイドくらい)。

6 総合評価
エロシーンの項でも触れたが、エロシーン、シナリオボリューム両方が少ない。プレイ自体は速攻終わると思う。
話の中身も殆どないので、頭を全く使いたくないときや、新しいデバイスで通しでエロゲをプレイする等の実験的な用途に使うといいのではないか(これエロゲの感想か?)


以上

2023.08.07 Mon エロゲーレビュー:天使☆騒々 RE-BOOT!

久しぶりにフルプラ終わらせた…
7月の連休からほぼかかりっきりでしたね…。

0 公式等

1 キャラ
筆者プレイ順は乃愛→かぐ耶→オリエ→来海→天音→風実花
プレイ順のロックはなし。
天音→来海→乃愛の方を軸に、残り3人を任意の箇所にはめる感じが推奨かとは思うけど、乃愛の先に済ませておくと話全体の俯瞰はし易いので、やはりお好みで。

(1)白雪乃愛
破廉恥天使。CV:瀬戸乃マリエ
タイトルヒロインであり、他のヒロイン√の伏線回収を踏まえても、作品の中心キャラ。

(2)谷風天音
吸血鬼妹。CV:夏和小
ゆずの実妹ヒロインって実は初めてでは…?
どことなくnineの天と似てるなと思った。

(3)小雲雀来海
陽キャ。CV:柳ひとみ
わかりやすく人気出そうなキャラと声優。
ただ√がなぁ…。

(4)星河かぐ耶
異世界の姫。CV:遥そら
現役異世界人のため、前世はなし。
乃愛と並ぶ作品内の便利屋ポジション。

(5)高楯オリエ
かぐ耶の従者。CV:夏野こおり
旧時代の覇権CVを引っ提げた攻略可能サブヒロイン。
同じく現役異世界人。

(6)百里風実花
幼馴染の担任教師。CV:明羽杏子
前世持ちサブヒロイン。
現状でもかなり強いヒロインのため、正直フル尺でルートが欲しかった感はある。
あと名前が読めない(

2 システム
お気に入りボイスから該当シーンのスキップ機能や、システム面では細かいマウスジェスチャーの設定など、この手のゲームでは最高峰のシステムを搭載。言うことは特になし。

3 音楽・演出
特筆点はない。EDムービーが各ヒロインで違うくらい。

4 シナリオ
(0)全体として
ゆずは奇をてらってるのかやたら主人公を作るのが下手な時があるが、このゲームはそのタイプ。
魔王の影響で勃起できないのがシナリオ上かなりの阻害になっている(特に来海とかぐ耶)ので、正直もっとなんとかならんかったのかと思う。
個人的にアイルノーツが一番主人公デザインが下手で(ほぼすべてのルートで教師生徒との恋愛問題が入る)、リドジョも若干下手(シナリオの都合上、こいつ本当にエージェントか?という失敗をすることになる)だが、アイルノーツの次くらいに主人公デザインが下手だと思った。千恋万花や喫茶ステラみたいな感じでいいと思うんだが…。

(1)乃愛
魔王の最期について語られるシナリオ。前世の時系列では最後にあたるので、先述したが、先に乃愛をプレイすると他のヒロインの話自体の見通しはある程度良くなる。特に天音√を始めとして、乃愛が魔王の真意についてわかったときに定期的に考え込む理由はこの√に集約されている。それを良しとするか最後に回したいかはプレイヤーによると思うが。

人間と天使と結ばれるのか、というのは結構雑に解決して、勃起問題もあっさり目に解決。乃愛の過去の精算がシナリオの山を据えシナリオを構成している。総じてまとまっており、シナリオ最後の爽快感も含め、センターヒロインという感じの王道シナリオ。
何気にBADがあるのでびっくり。まあシナリオをちゃんと読んでいれば違和感は感じると思うが…。

(2)天音
ゆずが実妹というテーマをシナリオに据えた、チャレンジングなシナリオ。
とはいえ、シナリオ上の腕の見せ所である「タブーを乗り越えてお互いがお互いを意識する恋愛過程」というものを、シナリオ全体の根幹である前世というテーマを活かしながら、ある程度違和感なく描いている。共通ルートでの天音の李空に対する好感度というのがいまいち見えにくいため、天音の恋愛感情に若干の唐突感があった点は少しマイナス。

安易なハッピーエンドにせず、「二人の仲ではなく二人の幸せを祝福する」といった友人陣のスタンス、両親には伏せて今後も関係を続けていくといった運び方は好印象。手作り系結婚式も実妹系シナリオでは定番装置なので、この手のシナリオのテンプレートをテーマに添えてしっかりまとめていると感じた。
異世界へのゲートについても少し前から伏線を張り、異世界に逃げた天音を取り戻すというのもシナリオのテーマである「天音を迎えに行く」という点で合致しており、そこから違和感なくヴィズの話と魔王問題の解決にまとめている。
また、シナリオ全体を通した勃起問題もささっと解決しているので、こちらも好印象。

乃愛√と裏での関係は深い。このルートではちゃっかり乃愛の前世を利用した組織は壊滅している。

(3)来海
問題√その1。
スレイという存在を通して、スレイの魔王に対する愛情と来海の李空に対する愛情についての整理がメインテーマであるが、変に話を盛りすぎて、他のヒロインと比べ話が長めな割にはまとめっておらず、かなり冗長な印象を受ける。
勃起の解決も結構引っ張るので、「え、まだやるの」となる上に、ヴェガの話がかなり蛇足。アフターシナリオまで出張ってきたので辟易した(そのせいもあり、来海だけアフターシナリオが長い)。
作品全体のテーマから踏まえるとヴェガの話自体はそこまで広げる話でもないので(かぐ耶√と同様、刺客そのものが立ち絵なしのモブ扱いでも問題ない)、ライターの思想が変に入って失敗したシナリオと言える。ヴェガ周りを整理して2/3程度でまとめて欲しい。

一点擁護するのであれば、前世の愛情との整理のみがシナリオテーマになると風実花√との差別化が難しいので、ヴェガの話を盛ったのかなとは感じた。

(4)かぐ耶
問題√その2。
勃起の話がくっそ長い。記憶を通した前世で起きた出来事の探求というところもなく、現代の異世界のゴタゴタがシナリオの山になるというのもちょっと辛い。また、政権奪取が必要とはいえ兄王の魔王復活に関する野望やかぐ耶の魔王討伐については、ほぼでっち上げと八百長で構成されているため、どっちが悪役かわかったものではない。

かぐ耶はシナリオのポジション上必要なキャラということもあり設定されたが、前世という作品全体のテーマ設定に自身の設定が沿っていないのが仇になったのかなとは思った。そういう意味では不遇。

(5)オリエ
THE攻略可能サブヒロインといった感じのシナリオ。
勃起も早い。従者のほうが上手だぞ
主だったシナリオの山は特になく、オリエとイチャついているだけだが、変に捻てない分、来海やかぐ耶の話よりはいい。正直、ゆずはキャラの記号を作るのはぶっちぎりでうまいんだから、こういう話を多少膨らますくらいでシナリオを作っておけばいいんじゃと思わずにはいられない。

(6)風実花
ファリの魔王に対する愛情と風実花の李空に対する愛情についての整理がテーマではあるが、スレイが魔王に対して好き好きだったから問題になったのに対して、こちらはファリが魔王と男女関係になかったという点で解決を図っている。
ただ、ファリが手記に書いていなかっただけという可能性をあったのでは…とちょっと思ってしまった。

一方で教師生徒の恋愛というタブーについては特に触れておらず。正直、そこをテーマにファリの存在を膨らませればメインシナリオもう1本できそうではある。そうなるとテーマに被りが見られるので来海がサブヒロイン落ちだろうけど

5 エロシーン
乃愛はBAD込5枠、天音は6枠、来海、かぐ耶、オリエは5枠、風実花は4枠。

乃愛:天使服初夜、私服、エロ下着BAD、風呂、制服ナイズリ
天音:自慰、フェラ初夜、水着、ヴィズ服、制服フェラ、エロ下着
来海:私服初夜、部屋着、スレイ魔王、水着、制服パイズリ
かぐ耶:パイズリ特訓→初夜、制服、私服、異世界服、水着パイズリ
オリエ:手コキ部屋着、私服、水着、従者服、制服
風花実:教師服、水着、私服、アナル舐め手コキ

6 総合評価
久しぶりのゆずの18禁新作という前評判に対して、「しばらく作ってなかったからエロゲ作るのちょっと下手になった?」と思わずにはいられない作品であった。
乃愛及び天音はしっかりまとまっており、特に天音はキャラのかわいさもあり、しっかりオススメできる。一方で来海とかぐ耶はキャラの良さを邪魔するシナリオ構成であり、もうちょい何とかして欲しかった。

あまり手放しに進められる作品ではないのが正直なところ。
しっかり作品づくりの勘を取り戻してほしい。


以上

2023.07.18 Tue 雑記:プロジェクターエロゲのススメ

直前にレビューした「花鐘カナデ*グラム Chapter:2 花ノ香 澄玲」は、実験的にプロジェクターでプレイをしてみた。

DSC_0010.jpg

画像左下のランタンと樽はサイズ感を掴んでもらうために置いたものである。あまり深い意味はない。
プロジェクターでのエロゲはグーグルでも調べてみたが、あまりやっている人がいなかったので、後進のため使用感等をメモしておくものである。

1 そもそも何でそんなことをしたのか
プレイ時の環境を変えてみれば集中してエロゲをするんじゃないか、と思ったのが一番の動機である。
エロゲのために時間を確保しても、年々目に見えてプレイ速度が落ちているのが目下の悩みであった。昨年ゲーミングUMPCを導入したのも、ガジェット好きというのもあるが、やはり環境を変える一助に、というのが購入動機の1つには挙げられる。
あとは4月より転勤して、田舎ではあるが大き目の社宅を割り当てられたため、部屋が余っているというのも大きい。
遊ばせておくのももったいないため、コンテンツ消化部屋として環境を整えることとした。

2 購入したプロジェクター
YOWHICKのGDP1JPGというプロジェクターを購入した。聞いたことないメーカーだが、プロジェクターのメーカーに明るいわけでもなかったので、とりあえず値段で購入(Amazon)。
スクリーンが同梱されており、当時はプロジェクター台のプレゼントキャンペーンを行っていたため、1通りのものが19,000円いかないくらいで揃うのは魅力に感じた。
画面も音もほぼ問題なく、満足のいくものであった。

3 部屋のレイアウトなど
スクリーンはさすがに自立式とかではなかったので、カーテンレールにS字フックで引っかけて使用している。
部屋の暗さの確保や裏映りの防止のため、遮光カーテンを窓全体に導入。

スクリーンとプロジェクターは3mとちょっと離して、100インチのスクリーン全体に投影している。
あとはパソコン等を置く机と、コールマンのインフィニティチェア(アウトドア用のお高めの椅子)で基本的な体裁を整えた。

4 使用感
モニターの前でゲーミングチェアに座って、という環境よりは集中できた。やはり部屋が暗いのが集中できる要因の1つか。
ゲームの操作はゲームコントローラーくらいのサイズにキーボードとトラックパッドがまとまっているアクセサリーを使った。結構便利だと思うので商品名を記載したかったが、不明なので割愛する(秋葉原のハイビームで購入したので、行けばあると思う)

一方で、オートで流しっぱなしにするのが基本であればいいが、ゲームそのものにスクリーンショットやボイス登録機能がある場合、せわしなくゲームを操作することがある。そういったゲームには不向きであろう。モニターとマウスの方がやりやすい。

こんなところだろうか。
筆者も1本ゲームを完走しないと足りないものなどは見えにくいなと思っており、今回のゲームプレイを基に再度環境を検討したいと考えている。場合によってはこちらでまた報告したい。


以上

2023.07.17 Mon エロゲーレビュー:花鐘カナデ*グラム Chapter:2 花ノ香 澄玲

依然としてアリスグラムとサクラグラムは未履修。

0 公式・関連ページ等

1 キャラ
(2)花ノ香澄玲
CV:藤崎紗矢香
Chapter2の攻略ヒロイン。公式の紹介は「お淑やか×家庭的×癒し系メイド係」。

(2)小桜結
(3)星泉コトナ
(4)綾世奏
他のChapterのヒロイン陣
Chapter1と比べ、割と全員後半まで出番がある。

2 システム
インストールされているキャラのストーリーを選択する仕組みになっているため、Chapter1をやっている人はそれに追加するような形でインストールすることになる。それぞれのキャラを独立してプレイできる、という低価格ゲーの持ち味を守りつつ、より作品群としての一貫性を持たせる仕様となっている(Chapter1をインストールしてプレイしていれば、回想などは結のも見られる)
そのため、ADVとしての機能はChapter1と当然一緒となる。

3 音楽・演出
演出等もChapter1に準じる。演出は多少派手目。
作中のシーンについて時間の表示が出るため、細かく何時くらいか、というのを把握しやすい。また、音楽が切り替わるとBGM名が表示される。

4 シナリオ
アーケンという舞台装置を使っての、灯と澄玲の交流が主軸。
ただ、結の√と比べるとシナリオ全体を踏まえた描写が多くなっている。時計塔の箱を回収した者の謎や、作品の冒頭と締めから何とも言えない「やり残したことがあるのではないか」「よりよい未来があったのではないか」という描写があるあたり、Chapter3と4に向けての、起承転結の「承」のシナリオを感じさせる作品となっている。

澄玲との交流というだけで見ると、特筆点は少ない。
一般的な恋愛ADVという感じ。

5 エロシーン
6シーン。うち2つは作中回収ではなく、アフター回収。
初夜、パイズリ、水着、私服、メイド、風呂

6 総合評価
この作品単体で見ると、シナリオに若干「?」が浮かぶ。というより、前作から発売間隔があいているため、前作をやっていても若干戸惑う部分があった。そういう意味では、割と早期に前作のプレイが推奨されている。

あとは前作準拠の評価。システム、演出及びエロシーンは評価しつつ、シナリオ面で上記の課題があるくらいか。
このゲーム単体では手を出しにくいため、最低でも前作をという感じ。


以上

2023.07.09 Sun エロゲーレビュー:FLIP*FLOP 〜RAMBLING OVERRUN〜

またエロゲさぼってた…
時間できてもこれじゃあなあ…

0 公式・関連ページ等

1 キャラ
(1)月ヶ丘蘭
CV:小波すず
当作のヒロイン。
天才科学者の後輩。見た目はすげえ好みなのに変な性癖を持ってて微妙だった…。

(2)イオ
CV:北大路ゆき
前作のヒロイン。
設定上仕方がないが、蘭とくっついても出番は多め。
途中でマイクラみたいになる。

(3)泉真亜也
CV:くすはらゆい
おっぱい幼馴染。
両親のBWE設定は何の伏線回収もしなかったので、続編を作る気がある、とは思った。

(4)有瀬莉子
CV:榎本ねむ
ALICE(アリセ)のお嬢様。今作は割と空気。

(5)月ヶ丘藍
CV:蒼乃むすび
蘭の妹。シナリオのキーキャラだけど特段のコメントはない…。

(6)花野寧々
CV:夏和小
委員長。CVが神。

2 システム
選択肢がない。
ほか、ノベルゲーとしての機能は概ね問題なし。

3 音楽・演出
前作同様、演出は派手目。
ボーカルは最近のエロゲ曲ではぶっちぎりで好みなのでフルバージョンの音源が欲しい。

4 シナリオ
天才少女との交流がテーマ。
自分の研究しか興味がなかった蘭が主人公との交流を通して、外の世界にも興味を持っていく、というのがシナリオの根幹。そこが顕著に表れるのが、冒頭の火事に対する蘭の態度に対するフェアリーブリッジの崩壊への態度である。

前作は主人公がイオに惹かれるのがやや唐突な気がしたが、今回は蘭とくっつくのが若干冗長に感じた。
蘭が恋心を自覚するのにラグがあるのはキャラ設定上必要ではあるが、もう少しうまい描写が必要かなと思った。

また、前作と違いあまり伏線らしい伏線は回収しない。
せいぜい、主人公の「ティンクに対する情報量が多い体質」というのがわかるくらい。

正直、シナリオとしては前作の方が面白い。良くも悪くも今作は予定調和感がある。

5 エロシーン
シーン回想枠は7。いずれも蘭。
自慰、ずぶ濡れ初夜、全裸、水着、私服、制服、ドレス

6 総合評価
形式はシナリオ分割ものの低価格ゲー。
伏線とかは結構放り投げ気味なので、多分次も作るんだとは思う…。

蘭自体が怒られフェチという変な性癖を搭載していて、個人的には最後の最後まで鼻についたので、個人的な事前評価に対して微妙であった(おかげで低価格ゲーなのにやたら攻略に時間がかかった)。

絵師さんは強いのと、声優さんのファンならまあってところ。
個人的には寧々を攻略ヒロインにして一本作ってくれと思った。


以上。