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2021.07.24 Sat エロゲーレビュー:ハミダシクリエイティブ

GWからの継続案件。いくつ他のエロゲ挟んでいるんだという感じですが…。

0 公式等
https://madosoft.net/hamidashi/

1 キャラ
プレイ順は詩桜→華乃→妃愛→あすみ
√のロックは特段ない。

個人的には、妃愛は最後の方がいいかなとは思う。
妃愛の後に詩桜だとちょっと妃愛が不憫になるかも…。

(1)和泉妃愛
声優妹。CV:柳ひとみ。
全部通した後に「あ、一番かわいいわ」ってなったキャラ。
特に√では要所要所でまじでかわいいなこの妹ってなった。

(2)常磐華乃
たこやきイラストレーター。CV:秋野花。
わよわよしてる。

(3)錦あすみ
後輩VTuber。CV:紬雪乃。
私的に第一印象で一番好きだったのはこの娘。
攻略後は妃愛の方が好みになったけど、パーツや設定はこの娘が一番。

後輩Vキャラって同じようなキャラが他にもいるような…。

(4)鎌倉詩音
唯我独尊系小説家。CV:浜辺実雨。
共通でのイメージがハチャメチャ悪かったんだけど、一応√で救済されていた。
どっちかというと妃愛√で若干キモかったのと、あすみ√での男気を評価。

2 システム
ボイスファボ、立ち絵鑑賞まで搭載。
テキストを読む上での不満はなし。

3 音楽・演出
EDテーマはキャラで違うのと、あすみの√は歌がテーマなので挿入歌がある。

4 シナリオ
(0)全体として
ファンタジー要素がない恋愛ADV。共通は夏休みのボランティア合宿まで。
個人√は合宿後のそれぞれとの交流→文化祭の出し物→生徒会のその後、といった形の構成は基本共通。

(1)妃愛
THE妹モノというシナリオ。
個人的には安易にカミングアウトせず、二人でこれからひっそり生きていく、という構成の妹シナリオはたまらなく好きなのでかなり満足。
家族愛から恋愛に変わる描写に若干の唐突感は否めないが、他のシナリオとのボリューム感を合わせるために、ある程度は仕方がないか(それでも若干他のルートよりはテキストが多いと思った)。

声優という設定から裏垢の存在に違和感を覚えさせないようにして、それを使って秘められた想いを智宏に伝える描写も、作品全体のテーマに沿っていて○。
立場の弱い恋人(=妹)からの嫉妬描写もグッド。

代わりにシナリオのカタルシスのため、ヒロインの不遇度もそこそこ高め。

総じて完成度が高い妹シナリオだと思う。
この√のためだけにやってもいいくらい。

(2)華乃
智宏の行動に疑問符があるので、個人的に評価が低めのシナリオ。
妙なことをやるくらいなら、エロシーンの入りをもう少し遅らせたほうがよかった。
理由付けこそ後でされているが、それを解説すること自体が結局のところ微妙。

(3)あすみ
シナリオに癖がなく、キャラと同じで安心して読めるシナリオ。
逆を言えば、展開が読みやすいシナリオではある。
その意味では、あまり語るところがない…。

(4)詩桜
智宏が唐突に跳ねられてさすがに面食らった。ちょっと強引すぎだろ…。

シナリオの裏を考えると、文化祭の出し物は√ヒロインのクリエイティブスキルに沿ったものになっており、妃愛と合作の朗読会を妃愛√で使ってしまっているため(あっちの√の朗読会はシナリオ上かなり大きな意味を持つ)、こっちは文化祭そのものをうっちゃったという感じだろうか…。
そのせいか、莉々子から唯一評価されずに終わる。

妃愛のトラウマを抉る感じのシナリオ展開なので、詩桜は妃愛より前のほうが詩桜に集中できるとは思う。
√自体の癖は、本人のキャラとは裏腹に少なめ。
共通ルートでの詩桜のキャラ評価は少なくとも高くならないと思うので、本人の名誉回復のためにも最初にやったほうがいいとは思う。

5 エロシーン
√攻略後のおまけを含め、妃愛以外は5枠、妃愛のみ6枠。

6 総合評価
総合的にはまずまず。
妃愛√の出来は光るが、シナリオとしてみるとちょっと出来が悪い√があるのは確か。
ファンタジーや考察系のシナリオではないため、心情描写やシナリオ展開にごまかしが効かないというのもあるが…。

キャラの可愛さだけで見るなら評価はもうちょっと上がるので、シナリオの出来には多少目をつむってもキャラに萌え萌えしたいのならばあり。

ワガハイはOCも出たので、個人的にはこれもファンディスクを期待。
天梨を攻略したい。


以上

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