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2018.02.04 Sun エロゲーレビュー:フユウソ -Snow World End-

今年度全然エロゲやってない…
というか最近の多数派オタクにありがちだけどソシャゲにハマってた。

0. 関連ページ
(1)公式
http://www.campus.gr.jp/product/fuyuuso/

(2)このblog
ハルウソレビュー:http://escaper0702.blog.2nt.com/blog-entry-121.html
ナツウソレビュー:http://escaper0702.blog.2nt.com/blog-entry-124.html
アキウソレビュー:http://escaper0702.blog.2nt.com/blog-entry-128.html

1.キャラ
(1)帝堂雪華(CV:榊原ゆい)
この作品での対象ヒロイン。主人公と同じレッドラインホルダー。
シナリオに起因するものは後述するが、個人的にこういう「あなた以外何もいらない」系ヒロインにめちゃくちゃ弱い。
恋仲に至るロジックもしっかりしているのも好印象。

(2)姫野桜月(CV:木屋場里絵)
すっかり諦めの悪いキャラが板についたハルウソでのヒロイン。
背景事情に雪華との共通点が多いからか、シナリオ後半では親和性を見せる。

(3)和泉葵(CV:夏野こおり)
ナツウソでのヒロイン。ナツウソ辺りから伏線回収があるため、若干の描写あり。

(4)エリス・F・カートレット(CV:有栖川みや美)
アキウソでの伏線回収をしつつ、シナリオの起点に利用される。

(5)雫・サージェント(CV:くすはらゆい)
今回はエリスの従者としての顔が強い。

2.システム
大きな変更点はなし。

3.音楽・演出
登場人物がウソを言っている場合、テキストのフォントが変わる演出は今作でも当然登場。
雪華もレッドラインホルダーのため、結構頻繁に赤字が登場する。

4.シナリオ
(1)「ウソシリーズ」の一部としての「フユウソ」
単品でも楽しめる、というコンセプトはそのままに、伏線の回収が見られる。シリーズ共通の「なぜ雪華が主人公に興味をもっているか、生徒会に誘う理由とは」、ナツウソの「何故葵の恋仲を雪華が応援したか」、アキウソでの「雪華がエリスを助けたのは何故か」などの伏線がすべて雪華の目的に集約している。

(2)キャラの心理描写
シナリオ後半で雪華が人を信じるため、という目的で猫の手部と交流するが、その際に各振られヒロインの心理描写が描かれる。特にシリーズの締めということもあり、ウソという観点から集約していく点も見逃せない。

5.エロシーン
11シーン。フェラ足コキパイズリあたりは大体完備。
あまりコスプレっぽいのはないが、シチュに応じたものは大体セックスすると思って大丈夫な感じ。

6.総合評価
歴代シリーズ同様、低価格帯エロゲとしてみるなら完成度が価格以上の完成度はある。
ただシリーズフィナーレということもあり、歴代シリーズをやっておくことをお勧めしたい。シナリオの項でも述べたが伏線回収が集約されているため、やっておかないと疑問符ができるのではないかと思う。

一応フルウソは出るが、ゲームとしてのウソシリーズはこれで完結となる。
個人的には価格に合わせたエロゲのエッセンスをきれいに抽出した良作品群だと思っているので、これで終わってしまうのか、というちょっと思ってしまう。

今後のエロゲが生き残る道は、という問いに対する1つの回答としてのロープライスゲーム、その代表作に推しても問題ないと個人的には考えている。

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