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2015.03.10 Tue エロゲーレビュー:鯨神のティアスティラ

0.作品データ
https://whirlpool.co.jp/tearstilla/

天川湊月 CV:くすはらゆい
成海真莉音 CV:桃井いちご
上遠野恵那 CV:遠野そよぎ
リル=ホエール CV:秋野花

1.キャラについて
・天川湊月
優等生系巨乳キャラ。ストレートにかわいい。
巫女属性を一応持っているが立ち絵はない。

・成海真莉音
妹。序盤が若干キモウト気味だが、話が進むとキモウト成分は幾分かマシになる。
研究をしていたりするのでトゥルーのなんでも屋をやったりする。

・上遠野恵那
そよそよ幼馴染。作中の良心。
全国模試の上位常連とかそういった属性でトゥルーのなんでも屋をこなす。

・リル=ホエール
神様。√だとそこそこかわいい。
自身の√は若干BAD気味であり、トゥルーで真価が発揮される。

2.システム
ボイスふぁぼ搭載。他はADV標準といった感じ。
回想で通常シーン回想があるのは評価。

3.音楽・演出
特筆点はなし。

4.シナリオ
恵那→真莉音→リル→湊月→トゥルーで攻略。トゥルーロック解除は他4名攻略。
ヒロインは大別すると「恵那-真莉音」と「リル-湊月」に分かれる。前者は幼馴染と妹の関係とエネルギー水関係が、後者は鯨神について描かれる。
各√のボリュームはそこまでないため、恋愛関係になってからセックスがやたら早い。そしてそのまま√の問題解決を図って終了となる。

・恵那
こういってはなんだが、√の中身はほぼからっぽ。単にイチャついて終わる。エネルギー水の純度が下がっているなど、細かな伏線は撒かれているが完全の恵那本人の話に何もない。
・真莉音
エネルギー水の凝縮がらみの話。シナリオ後半の「凝縮エネルギー水が願い水の力をほんの少しながらも持つ」という描写はトゥルーに生かされることとなる。一応単独の話としてみても、なくはない話。
・リル
トゥルーがこのルートの途中から派生する形のため、シナリオの根幹を成す。このルートでは、地下の源泉を見つけられることが出来ずに、壁がドンドン狭まる描写が描かれる。
・湊月
祭事を行う描写が描かれ、それを通した湊月との交流が描かれる。本来の形でない祭りを成功させることになる。
・トゥルー
話をまとめつつ、リルとの恋愛の真の解決を図る。
「エネルギー水の純度が下がっている理由」「本来の形の祭り」など他4√の伏線をまとめながら、話を進めていく。特に湊月√の祭りが本来の形ではなかったことや、真莉音の凝縮エネルギー水がリルの体力回復に繋がるなど、そこそこに他の√に絡む話がある。恵那ェ…。

おまけ的に主人公の出生の秘密が明かされたりする。ここについてはもうちょい伏線を撒いてもよかったんじゃないだろうか…。めっちゃ重要やん…。

5.エロシーン
各5で真莉音だけ何故か6。
シナリオでも述べたが、恋愛関係になってからエロシーン突入が早いだけでなく、エロシーン自体も√攻略後解放の各1を除き全部作中で行われるため、相当なハイペースでエロシーンが入る。エロシーン終わった→朝になりました→次のエロシーン、みたいなことも平然と行われる。

6.総合評価
まみず氏単独ラインで考えるとJusty×Nusty以来であるが、Justy×Nustyが脳みそ空っぽのテンプレ萌えゲーなのに対し、トゥルーを軸にしたシナリオ面を強化しようとしている試みは感じられる。伏線面をもう少し強化すれば体裁は整うのではないだろうか。
ボリューム自体が短いため、キャラ付けも弱いかなーと思わなくもない。特に恵那は幼馴染のキャラ付けが自身の√だと弱いと思う。(逆に他のルートで幼いころのエピソードが語られたりする)
全体的に恋愛関係に落ちるのも、ギリギリ無理なく描写されている程度であり、早急であることは否めない。

逆を言えば致命的なエラーはないので、声優さんの演技とまみず氏の絵が織りなすキャラをさっと楽しむなら悪くはない作品ではある。どの要素も及第点程度は抑えている。

渦巻ゲーは涼風のメルト、JustyNustyに続き3作目のプレイである。涼風のメルトはシナリオを個人的に評価しており、その路線でまた来てほしいな、と思わなくもない。

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