2022.11.19 Sat エロゲーレビュー:FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜
最近実はまともな人間キャラを攻略していないことに気付いた…。
このゲームはティンク(AI人格)、キスからはじめるエゴイズムはセクサロイド、竜姫ぐーたらいふ3はドラゴン…
0 公式・関連ページ等
1 キャラ
(1)イオ
CV:北大路ゆき
当作のヒロイン。
ティンクというAI人格。途中でホログラムがバグる表示はあるものの、発言がシステマティックになる描写もないので、普通の人間とほぼ変わらない感じ。
(2)月ヶ丘蘭
CV:小波すず
次回作のヒロイン。
銀髪天才少女。シナリオの便利屋枠。
(3)泉真亜也
CV:くすはらゆい
おっぱい幼馴染。
両親がBWEらしいので、おそらくその伏線回収は行われるだろうと予想。
(4)有瀬莉子
CV:榎本ねむ
ALICE(アリセ)のお嬢様。有瀬のお嬢様…聞いたことがあるな…
同じく便利屋さん。
2 システム
選択肢がない。
ほか、ノベルゲーとしての機能は概ね問題なし。
3 音楽・演出
途中の演出で派手にぬるぬる動くので、動作スペックはしっかり満たしておくといいと思う。
ボーカル、ムービーあり。
4 シナリオ
AI人格少女との交流がテーマ。
キービジュアルの「触れ合えるってーこんなにあったかくて、うれしいんだね」とあるように、
心の交流→体がないことの苦悩→人ではないことの苦悩→クイーンとしての目覚めをライバル企業の介入等を交えながら描いているのがシナリオの大筋。
主人公の田舎者設定やティンクのクイーンの設定もシナリオ内でうまく回収している。
主人公がイオに惹かれるのがやや唐突な気がしたので、そこはちょっと引っかかった点。
受肉描写は、蘭の力を借りるのは途中の「物理型ティンクの専門家」の描写でピンと来たが、フェアリスの取り込みはなるほどなとは思った。
現実の世界を見ると、社会受容性の問題というのは新技術において1つ課題になる。人とほぼ同じのAI人格は、結婚うんぬん以前として社会的に受け入れられるのが相当な時間が必要と思われる(まだマルルがいるからマシではあったのかもしれないが)。このゲームにおいては、そのあたりはある種お気楽に描かれてはいるが。
(このテーマをどっしりと1本シナリオとするのであれば、この描写でシナリオの山1つ作れるレベルだと思う)
生まれたばかりの無垢な(=INNOCENCE)人格が、ボディを得て、ティンクのクイーンとして目覚める(=OVERCLOCK)するのがタイトルとシナリオの意味合いだと考える。
なぜじいさんがイオを作ったのか、BWEの英課長は、などなど未回収の伏線はいくつかあるが、これは次回作以降で回収されるのであろう。とはいえ、このゲーム単体でもそこそこ回収できているので、読後感はよい。
5 エロシーン
シーン回想枠は8。いずれもイオ。
自慰(主人公)、自慰(イオ)、初夜、風呂、パイズリ、69、制服、バニガ
6 総合評価
形式はシナリオ分割ものの低価格ゲー。
このゲームだけでも人造少女との恋愛の基本的な部分は描写できているのかなと思うので、絵師、声優さんが好きならあり。
特に絵師さんは強いので、そういった意味ではオススメします。
以上。
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