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逃亡者日記R

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2020.05.01 Fri エロゲーレビュー:9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ

このblogって何気に開設して10年経ってるんですね…。
多分最初のLyceeの対戦レポを載せていた(もう記事は削除してます)時期くらいしか、2日連続更新なんてしてないんじゃないか…。

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Ep1
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Ep2
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1.キャラ
(1)香坂春風(CV:渚しろな)
このEpでの攻略キャラ。
自分の√で輝くタイプ。ファーストインプレッションから評価は大分上がった。

(2)結城希亜(CV:夏和小)
貴重な戦闘要員。
Ep4に向けて露出やキャラ的な見せ場も増えてきた。

(3)九條都(CV:澤田なつ)
Ep1のメインヒロイン。
戦闘向けではないにしろ、見せ場が割りと減った。
というか若干当て馬気味…。

(4)新海天(CV:沢澤砂羽)
ヒロインとしてもかわいいが、やっぱ日常シーンでのムーヴが強い。
というかこのキャラいないと話組みにくそう…。

2.システム
特筆点はなし。
Ep1、Ep2準拠で立ち絵鑑賞は実装。

3.音楽・演出
Ep1、Ep2準拠。エロシーンが動く。
まあ動いた方がエロいにはエロい。

4.シナリオ
(1)9 -nine-シリーズとして
Ep1→Ep2では被る描写が多かったが、Ep3は飛ばし気味。
早々に春風に連絡するしないのところまで話が進む。
選択肢の出方が、フルプラゲーのシナリオ選択みたいだなというイメージ。

翔の能力が「オーバーロード」として描写されるため、他の枝から知識を持ってくる、という描写があり、
このシリーズを継続してプレイした人と主人公の認識が合うような工夫がされている。

シナリオ最後で9-nineの意味が明かされる。
また、イーリスとソフィーティアの関係、その辺りも若干唐突な形で示される。

とはいえこの項目の詳細はゆきいろに譲るべきか。

(2)この作品単体としてみた場合
作品的には「起承転結」の「転」にあたる部分なので、前作2作とは若干毛色が異なる感じ。
枝の設定は割とガンガン使い、戦闘シーンも多め。
シナリオ展開としては、その中での春風の成長を中心に描いていく。

春風の翔に対する好感度は結構シナリオ初期から高いが、その中で春風という女の子とどう結ばれていくか、
その描写は悪くないと感じた。

割とやったった感はあれど、結局この枝ではイーリスを追い払ったに過ぎないこと、
最後のソフィーティアからの願いで、イーリスを止める、というのがEp4の目的であることがわかる。

また、過ぎたる力を持ち、人を殺めかけた主人公と与一の関係が葛藤として生まれる。
ただ、実際にゴーストを「殺めた(実際は幻体だから死んではいないが)」Ep2と比べ
殺めそうになった、で止まったあたり、自体は好転したのではないか、と思わなくもない。

BAD√はなし、というか強いて言うとシナリオの都合で何回か翔が死ぬので、
都度BADがある感じか。

イチャイチャは結構シナリオ途中に挟まる(温泉行ったり)で、
イーリスを倒した後も若干重めの話が続く感じなので、これまた分量は少なめ。

5.エロシーン
Ep1と同様回想枠3つ。
制服パイズリ初夜→女王人格授乳手コキ騎乗位→SMプレイ

エロシーンは個人的な感想にはなりますが、ぶっちぎりでよかったです。

6.総合評価
絵と声優のクオリティはさすがの一言。
ただ、Ep3くらいからさすがにここから始めると意味が分からなくなってくると思う。

そもそもロープライスのシリーズモノって、途中からやることを前提にしているのだろうか、って話はあるが。
結局記憶を消さない限り、途中からやっても話が分かるか否かの正常な判断って下せないと思うので。

そういう意味では、9-nine-シリーズは、おそらく全体を通さないと総合評価は出せないんだろうな、と考える。
この作品単独で見るなら、まあエロシーンはよかったが、そこは好みか。

以上。