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逃亡者日記R

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2021.07.23 Fri エロゲーレビュー:母性カノジョ2 -知性 崩壊編-

抱き枕に関係がないゲームやったの、数年ぶりかもしれない…。
(多分波間の国のファウスト以来)

0 公式
http://www.akabeesoft2.com/products/bosei2/index.html

前作のレビュー(1つ前だけど…)
http://escaper0702.blog.2nt.com/blog-entry-149.html

1 キャラ
(1)桜井伊夜
攻略ヒロイン。CV:結衣菜。
従妹。前作よりは恋人感が強め。

2 システム
前作と一緒。

3 音楽・演出
特筆点はない。

4 シナリオ
基本はただセックスしているだけ。
前作の世界観と共通、というか同一時間軸の別サイドの話。

がんばりすぎる男の子を甘やかす、というテーマは、美織も伊夜も共通してるが、
美織の考えが伊夜に引き継がれている描写がある。

前作は主人公が社会人なので身につまされる人もいるかもしれないが、今回は学生なので普通のエロゲっぽさはある。
今作の主人公は受験生なので、大学受験を体験したことがない人は前作より感情移入が難しいかもしれない。

バッドはなし。

5 エロシーン
前作よりも枠は減ったが、15→14枠なので価格を考えると誤差(バッド分がない影響かな)。
おっぱいを使うシーンは相変わらず多いので乳好き向け。
おもらしなど、美織さんにはなかったプレイもあり。

6 総合評価
結衣菜さんは個人的にぎゃおぎゃお以来のご無沙汰。
絵師もおりょうさんでかわいい絵柄。
2といっても前作をやっている必要は別にないので、琴線に触れれば、短いので手を付けてもいいと思う。


以上

2021.07.18 Sun エロゲーレビュー:母性カノジョ -子宮 帰還編-

結局低価格ゲーやってる…

0 公式
http://www.akabeesoft2.com/products/bosei/index.html

1 キャラ
(1)橘美織
攻略ヒロイン。CV:そよかぜみらい。
年下ママ。狂ったように甘やかしてくれる。

公式のキャラ紹介では「地元の大手商社の企画部に入社」とあるのに、
作中ではエイジプラネッツはブラック企業扱いになっている矛盾がある。

どうでもいいけどPiecesの深織と名前の呼び方と声優が一緒。

2 システム
バックログジャンプがないのが気になった。

3 音楽・演出
特筆点はない。

4 シナリオ
ただセックスしてるだけ(
仕事を辞めるまではオフィスでセックスして、やめたあとはオフィスでセックスしないとかそのレベル。

バッドでは一也の精神が壊れるが、エロシーンはある。

5 エロシーン
低価格ゲーだけどエロメインなのでかなり多い。15枠。
タイトルがタイトルなので授乳手コキが2枠。パイズリもパイフェラと分けて1つずつ(多分舐めてなかったと思う)。
コスプレ、エロ水着、ハメ撮り、野外などシチュは多いので、実用性は高い。

6 総合評価
そよかぜみらいさんにPiecesでちょっとハマったので、声優的には個人的には当たり。
GWにやってたFANZAの半額セールで買ったので、コスパ的にもかなり高めだった。
絵師もおりょうさんでかわいい絵柄なのもあり、おすすめ度はそれなり。


以上

2021.07.04 Sun エロゲーレビュー:竜姫ぐーたらいふ2

0 公式・関連ページ等
・公式
https://whirlpool.co.jp/drapri-2/

・1のレビュー
http://escaper0702.blog.2nt.com/blog-entry-142.html

1 キャラ
(1)イリス
攻略ヒロイン1。CV:月野きいろ。
海王星。
低価格ゲーなのでチョロい

(2)さんご
攻略ヒロイン2。CV:恋羽もこ。
水星。
低価格ゲーなのでチョロい

(3)ハル
1での攻略ヒロイン。CV:飴川紫乃
扱いはあまりよろしくない。
天王星。

(4)一ノ瀬鈴夏
1での攻略ヒロイン。CV:桃山いおん
主人公のハーレム形成の補佐までしてる、涙ぐましい幼馴染。
木星?

2 システム
特筆点はない。1と同じ。
立ち絵鑑賞とかボイスファボとかそういった上等な機能はないが、
テキストを読む上での十分な機能はあり。

3 音楽・演出
特筆点はない。1と同じ。

4 シナリオ
テンションは猫忍、前作の1と同様の、Whirlpool低価格ゲー作品。
手っ取り早くかわいいCGと声でエロを楽しむならオススメというところ。

シナリオボリューム以外はフルプラと遜色ないレベル。
テキストもさくさく読めるのは高評価。
主人公のニート具合も若干マシになっていた。その代わりタラシ属性が強化されたが。

あと伏線らしきものが撒かれていたが、9人(8人?)ドラゴンが来たらチンチンも持たないし
シナリオ的に収集がつかなさそう…。
冥の王がいるらしいけど、君惑星じゃないでしょ、というのと冥の竜の王ってヴェルザーみたいだな、という感想はある。

5 エロシーン
前作よりヒロインが多いので、1回追加されて回想は8枠。
イリスが3回(ドラゴン衣装、私服、水着)、さんごが3回(ドラゴン衣装、私服、水着)、
ハルと鈴夏が1回ずつ(水着)

6 総合評価
声優さんが好き、絵師さんが好き等、何か求めるものがあればワンチャンあり(前のコピペ)。
まあこのゲームプレイする人は基本前作やっているでしょうけど。

実は猫忍も含めてLOVE+PLUSをやっていないという。
どっかで一気にやります(blog記事の水増し感)。


以上。

2021.05.22 Sat エロゲーレビュー:神様のような君へ -To you like goddess-

9連休取れたのにまったくゲームのモチベがわかず、さりとて何もする気がせず、無為に過ごしたという…。おかげでGW中の完走は0でした…。

0 公式等
http://www.cuffs-cube.jp/products/kamikimi/

1 キャラ
プレイ順はツクヨミ→霧香→ラナ→ソフィア→愛彩梨→玲音
特段ロックはなし。

攻略順としてはツクヨミ最後を推奨する意見も多いが、ツクヨミとの王道ボーイミーツガールとして読むことを考えると、最初にツクヨミをやって共通から一本通しでやるのも悪くはない。
ツクヨミ√を先にやる問題点は、霧香√の主要部分が早々に分かってしまうことか。

(1)ツクヨミ
センターヒロイン。CV:夏和小。
このキャラ目当てでやった。すべての√で万能性を発揮。

(2)ラナ・リデル=ハート
探偵。CV:春野美波。
幼児化。

(3)朝倉霧香
今流行りのバーチャルアイドル。CV:明羽杏子。
最近いろんなゲームにバーチャルアイドル(っていうかVtuber)いますね。

(4)黒鳳玲音
生徒会長やらクラッカーやら。CV:実羽ゆうき。
攻略できる方の悪役。

(5)ソフィア・リデル=ハート
ラナ姉。CV:奏雨。
酔っ払うとエロエロ。

(6)神無月愛彩梨
バーチャルアイドル。CV:小鳥居夕花。
この声でアイドルはダメだと思います。なんでかは(禁則事項です)

2 システム
特段の不満はなし。ボイスファボは欲しいけど。
厳密に言うとシステムではないが、結構誤字が多い。パッチは当てたほうが気にならないだろう。

3 音楽・演出
特筆はなし。

4 シナリオ:全体構成
ツクヨミ、ラナ、霧香がメイン(パッケの3人)で、それぞれにサブ3人がぶら下がっている構成。
シナリオとしての核はツクヨミ√だが、作品のテーマや伏線の貼り方を踏まえると霧香√も重要。
また、最近仕込まれるエロゲも珍しくなってきた(と思っている)が、ラナと霧香√はBAD√が仕込まれている。中だしでBADってまた古典的な

5 シナリオ:個別
(1)ツクヨミ
冒頭でも述べたが、割と王道の機械少女ボーイミーツガールものといった感じ。ロボットとの恋愛であるが、ロボットとの恋愛そのものに物語の肝を持ってきているのではなく(要素としてはあるが、大きなウエイトではない)、ツクヨミの出自が√のテーマ。
別れから再開までのカタルシスも悪くはなく、主人公もほどよくカッコいい。というより、シナリオが一番捻てない。
物足りなさを指摘する意見もあるが、他2つのメインが若干重めで捻っている感じ。

ツクヨミの動画のアップロードはレーヴァークーゼンAGがやったこととルート中ではなっているが、動画自体は霧香の目のカメラで撮影したと考えられる。そのことから、アップロードはソシエタ・トリエステが行ったものと思われる。カメラの存在がイリーガルなため、その後は特段の動きを取らなかったのではないだろうか。

(2)ラナ
シナリオの構成は若干妙。
というのも、ラナのエンド自体はなんかよくわからない放り投げ方をされて終わるので、「う、うーん?」ってなるのが正直なところ。
ツクヨミ-玲音や霧香-愛彩梨が主-従の構成になるのに対し、ラナ-ソフィアはある意味ソフィアの√は追加というか、連続性があるものになる。
そのため、ラナ単独だと消化不良感があるのも事実。というか奇跡で終わらせてるし。Kanonか。

(3)霧香
シナリオは重め。というより、ヒロインに対してやっていることが割とえげつない。2000年代のエロゲか。
冒頭にも述べたが、ツクヨミ√をやっていると結構早々に霧香の目がカメラになっていることが分かってしまう。私は正直盗撮サイトの話が出てきた段階でピンと来てしまい、話の大筋も多少予想がついてしまった。これが逆だとツクヨミ√中のアップロードが何故霧香視点なのかがピンとくるようになるのだと思う。

BADもライターの性格が出ていて、結構黒い。ラナBADは塊斗はクズって感じがしたが、こっちは狂気に落ちた感じがする。

(4)玲音
ツクヨミ√からの派生。
ヒロインと結ばれる都合から仕方がないとはいえ、玲音の義兄は見つからない。
ツクヨミ√の方が収まるところに収まっているのではないだろうか…
ツクヨミ√の流れもあり、塊斗は一応格好いい。射精は早いけど。

(5)ソフィア
ラナの項でも述べたが、ある意味ではこちらも本筋。むしろラナに対してきちんと問題解決をしたのはこっちの√。
ただ塊斗が結構クズ。ツクヨミと3Pまでしてるし。
酒を飲みまくって依存症になるついでにセックスしたり、シリアスなんだかギャグ何だかよくわからないシナリオ、というのが正直なところ。

(6)愛彩梨
霧香√からの派生。アイドルモノ!って感じのシナリオだが、サブヒロインの√の割にはヒロインの扱いが微妙に重い。霧香といい愛彩梨といい、なんでこうひどい目に会うのか…。

6 考察
(1)「神様のような君」とは
解釈としては2パターン。

①「神様」が「C-AI」で、「神様のような」は「ツクヨミ」。
一番シンプルに解釈するならこれ。C-AIはすべてのAIを統括していつことから神の如き存在であり、C-AIそのものであるツクヨミは神様のような存在である、という解釈。

②「神様」は「進化したAI」であり「神様のような」は「C-AI(=ツクヨミ)」
ツクヨミ√及び霧香√を踏まえた解釈。
C-AIとBIG-SYS両方の課題が、AIの進化の壁である。
前者は恋愛を学ぶことにより、後者は人のすべてを記録し、人に完璧に寄り添うAIを作ることで、より高度なAIになろうとした(後者はくろえにより、神様と称されている)。
①での解釈は「ような」を「=」で解釈するが、②の解釈はようなを「like」で解釈する。即ち下記の通り。
 ②-1
 進化したAIではないものの、恋愛を通してそれになりつつある「神様のような」存在と  なったC-AI及びツクヨミという解釈
 ②-2
 恋愛というものを学ぶ前の「神様のようであるが、まだそうではない」存在であるC-AI 及びツクヨミという解釈

結局時系列というかどの時点で切り出すというものでしかないのだが、神様のような、という解釈は、②の考えではないかと個人的には思った。

(2)トリエステの悪事とは
会社としてのシナリオ上の悪事は実は多くなく、生体モニターチップを埋め込んでの人の生活の記録のみ。人生共有サイトはくろえ単独の犯行であるし、S-CHIPの方は白銀研究所が持ちかけている(病院が加担しているので片棒は担いでいるが)
検査のための期間が同じなので微妙なミスリードだが、霧香が埋め込まれたチップとラナが埋め込まれたチップは性質が違うものと思われる。(とはいえノウハウがあるから白銀研究所の依頼を受けていると考えることもできるが)
加えて、S-CHIPでの不正プログラムインストールについては、金銭的なものを除いては、トリエスタとして得をするものではないと考えられる。

(3)ラナとソフィアの家は
情報は2つ
・羽田と成田の中間で、大体1時間くらい
・競馬場まで1時間くらい
後者は大井競馬場が羽田の近くなので、条件としてはほぼ≒として考えてよい。

あいにく識者ではないのだが、検索した限り羽田-成田間のエアポート快特は約1時間40分とあったので、この沿線の中間あたりであれば条件は満たしそうである。

7 エロシーン
ソフィアとツクヨミの3Pはソフィアで計上、ラナとソフィアの3Pはラナで計上、ツクヨミと玲音の3Pは2回とも玲音で計上、霧香と愛彩梨との3Pは愛彩梨で計上。
見て分かる通り、結構複数プレイが多く、特にツクヨミは本人で5枠あるのに、他に複数プレイで3枠持っている。
逆にラナはメインヒロインなのにソフィアとの複数プレイはラナ計上されるという不遇。

ツクヨミ:5。フェラ、初夜、制服、電脳空間分身プレイ、屋外奉仕
ラナ:5。初夜、私服フェラ、幼児化、ソフィアに見せつけながら、ソフィアとの3P
霧香:4。オナニー、制服、私服、屋外目隠し
玲音:4。フェラ→初エッチ、ツクヨミ3Pパイズリ、フェラ、ツクヨミ3P
ソフィア:5。初夜、メガネ、授乳、泥酔屋外、ツクヨミ3Pパイズリ
愛彩梨:2。霧香との3P、アイドル衣装

8 総合評価
総合的に見ると、悪くはない。
CV夏和小狙いでやったところはあるが、面白かったとは思う。

シナリオはコンパクトにまとまっており、ボリュームはちょうどいいと感じた。
一方で、ラナをもう少し本筋と絡めた方がいいのと、ここまでサブキャラを攻略させる必要がないのでサブを全部取っ払って、ラナ√にソフィア√の要素を絡めながらリバイズしつつ、メイン格をもう一人付けたほうが良かったのでは、というところは個人的に思った課題点。

9 その他
CS移植が出るそうですが、なんと追加ヒロインがいる。移植で完全新規のヒロインを入れるというのは、一時期のエロゲでは多かったが最近はあまり見かけない気がする。
声も裏名義の方なので、ちょっと興味あり。
というか最初から入れろ。

いじょ

2021.03.15 Mon エロゲーレビュー:タマユラミライ

4月から異動が決まったので、突貫工事。
本当はもうちょっと2〜3月でエロゲ出来ればと思ったんだけど、何だかんだで諸々時間使ったので、多分今年度の完走はこれでラスト…かな。

0 公式等
https://www.fanzagames-digination.com/azurite/tamayura/

1 キャラ
プレイ順は由岐奈→花子→みだり→白
白のオーラスだけ√ロック。

攻略順としては、由岐奈は3人の中で最後が無難。
みだりと花子は緩めのシナリオなのに対して、由岐奈はメインよりのシナリオで、
白√も由岐奈√の理解を前提としているため、連続してやった方がシナリオの理解は進むと思う。

(1)神掛由岐奈
センターヒロイン。CV:八ツ橋しなもん。
めんどくさい系黒髪はつよつよってばっちゃが言ってた。

(2)水晶石みだり
貴族で淫魔。CV:くすはらゆい。
祈芹ちゃんでおっぱいは凶器。

(3猫天宮花子
青髪水虎。CV:杏花。
共通とキャラが変わってる気がする…。

(4)小伯白
お化けお姉ちゃん。CV:杏子御津。

2 システム
特段の不満はなし。

3 音楽・演出
みだり√最後の蝶が飛ぶシーンや、由岐奈と花子の魔法陣の展開はよかった。

4 シナリオ:全体
全体としては、「1 キャラ」冒頭でもちょっと触れたとおりだが、由岐奈→白の流れがシナリオの根幹。妖異2人の√は逆に脳死イチャイチャなので、由岐奈を最初にやると若干面食らうかもしれない。
シナリオ構成は共通3章で、個別が各3章。唯一回想にエロシーン2枠使っている由岐奈√が他のヒロインよりボリューム多めなイメージ。

「彼女は、落とし物を探している」という導入からもわかるが、1つの軸は由岐奈√。この落とし物がシナリオの鍵で、オツキサマが一つの鍵となる。
少なくとも、シナリオ上、白が由岐奈の後に攻略されるのが要請されている構成となっている。
白√以外は最終的に白に執着しなくなる√なので、それはそれで、という感じでエンディングを迎える。もっとも白はどこかに行ってしまうが…(明確に描写されるのは由岐奈√だけだが)。

5 シナリオ:個別
(1)みだり・花子
シナリオの核心には触れず、といったところ。花子が好意を向ける流れが若干急な気がしなくもない感じか。
みだりが他の√で最終的にどうしているのか気になるところではあるが、禁忌を犯しているわけではないので、適当に帰ったりしているのだろうか…(他の女の子とくっついているのに、1つ屋根の下生活を続けるのかという)。

花子√はバトル要素もあり、固有の妖異も出てくるが、みだり√はご都合主義ハッピー√で、特に固有の妖異等は出てこない。というかビデオレター撮るだけだし…。とはいえメイン2人がちょっと重いので、箸休めにはいいかもしれない。
特に関係を刺激をしないからか、蒔奈は割と最後までいる(由岐奈の落とし物を解決しない限りはいるのだと思うが、その場合いつまで経っても由岐奈は初潮が来ないことになる…)

(2)由岐奈
このゲームにおける基本的な伏線が拾える√。
由岐奈の落とし物がオツキサマであり、白復活のキーアイテムとなること(実際に使って復活させることはないが)
白の正体が幽霊であり、睦季が他のキャラと添い遂げることを選んだ時点で執着がなくなり、白が消えること(実際、他のルートでもシナリオ最終盤くらいで白の登場はなくなっている(みだり√の結婚式のあたりなど))。
睦季が転生者であり、2代目と3代目(当代)魔法使いが同一人物であること(初代が別人物であることはみだり√で分かる)。
フェレスに魔力をもらったこと(代償の内容は白√でわかるが、代償が発生することは花子√で説明がある)。

√をやった後にOPムービーを見ると、なるほど、と思わせる演出がある。
これに限らず、結構√終盤のシーンがムービーで使われている。

ちなみに白√で単独のCGをもらっている。

(3)白
グランドエンディングであり、睦季も白も正しい流れへと戻ることとなる。
フェレスの本来の姿、初代魔法使い、白と紅の関係などの伏線を回収するが、メインどころの伏線は由岐奈で回収しているので、そこまで新事実は多くない。

由岐奈√の続き、という側面もあるので、蒔奈は一切出てこない。

ありがちといえばありがちだが、ご都合な復活に頼らず、しっかり転生ENDにしたのは一応評価。鯉の妖異(名前忘れた)については√冒頭で示されるので、何かしらのご都合主義があるのかと思わせて、意外に固いところに使ったなという感じ。
最後の卯子鳥サマへの落とし方も、作品全体を通して考えるとうまいまとめ方だなとは思った。
ただ、最後のCGを見ると、あれ姉弟に転生したんじゃねえだろうな、と思わなくもないが…。

一方で、白と睦季の執着とかその辺りが若干入り組んでいた印象はあった。睦季、白、紅の3者の関係と、睦月の「白を救えなかったその事実」というところに落ち着くのかなというのが個人的解釈。

タマユラミライというタイトル伏線回収も行われる。「ミライは、タマユラのように不確かだ」という言及のみだが。

6 考察
(1)白√以外の3√はHappy Endなのか?
この作品全体から考えて、客観的に調和を取っているのは、睦季まで正しい流れに戻る白ルートである。
また、他の3√での白は、白√で下記の言及がある。
 
 ひょっとしたら、僕がちゃんと他の子を選んでいれば違ったんだろうか
 白姉ちゃんも、すぐに一人で旅立つ決意をしてくれたかもしれない。
 けど、僕はまたも自分の手でやることに拘った。

即ち、他の√では誰かを選んで、睦季が白への執着がなくなった時点で、白は旅立つことになる。
一方で、睦季については、特段そういったことはない(というより、フェレスに魂を渡したり、睦季だけ正しい流れに戻るのはバッド√であろう)。
主人公(=睦季≒プレイヤー)の主観という意味では4√すべて幸せな結末になるが、客観的に考えると、果たして全てが解決しているのか、というのは若干疑問が残る(というより、睦季の存在に若干不安定さが残る)。

(2)3√の睦月のその後は
そもそもこのゲーム、まともな人間と恋愛関係になっているのはなんと1√だけである。
・由岐奈
由岐奈が70年添い遂げる気満々であるが、互いに人間としての寿命を全うして最も普通に終わりそうな√である。
・みだり
「死が二人を分かっても」の下りでもあるが、明確に寿命の違いは意識している。睦季もまさか再転生はしないだろうから、いよいよまで添い遂げるのではないだろうか。
・花子
一番よくわからない(
まあこれも妖異との恋愛になるので、当然寿命差は出るだろうが…。

7 エロシーン
全員5枠だが、由岐奈だけ本編の回収は3で、おまけで2枠回収。逆に白はシナリオの展開上、明らかにおまけが適さないので本編中に5枠回収する。

由岐奈:制服、裸Yシャツ髪コキ、私服、制服2回目、水着パイズリ
みだり:制服、同フェラ、制服パイフェラ、私服青姦、水着69青姦
花子:制服、水着、制服(教室)、メイド、体操着
白:私服、制服授乳手コキ、制服パイズリ、私服スク水、私服69パイズリ


8 総合評価
シナリオボリュームはどちらかというと短めで、話自体もテンポはいいのでさくっと読み終わる作品。章分けもされているので全体の進捗がわかりやすいのもプラス。そういう意味では社会人とかが手を出しやすい方。
シナリオの中身ははっきりと別れていて、みだりと花子はキャラゲー寄り、由岐奈と白はシナリオ寄り。評価は人次第といった感じではあるが、私的には箸休め的に読める√があるのは、むしろメインの読み疲れがなくていいのかなと思うが、シナリオの展開自体は予想しやすい方に入るので、読後感は並。
絵師さんも実力が確かな方がお二人担当されていて、声優さんもキャラに合っていると思うので、キャラの魅力は平均以上。
トータルで考えると、公式のキャラ紹介を見て琴線に触れるキャラが居れば、そこそこ満足できるかな、という感じです。

9 その他
音声作品があるので、こちらも是非(これの感想書き出すとまた変な方向にいくので割愛しますが)。
escaperは音声作品を出してくれるエロゲ企業さんを応援しています。


いじょ