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逃亡者日記R

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2023.12.12 Tue エロゲーレビュー:RE:D Cherish!SS デスのワンオペレーション

ベースはルージュワンオペの感想をコピペした。

0 公式・関連ページ等
・公式
・無印のレビュー
・ルージュ

1 キャラ
(1)デスペラード
メスガキガンマン。CV:東雲りあ
この作品の攻略ヒロイン、というか本編のアフターシナリオ。

2 システム
ほぼ無印準拠だと思われる。

3 音楽・演出
同じくほぼ無印準拠。

4 シナリオ
こちらは純粋にアフターシナリオ。
デスがヴォルカの忘れ形見であることなどの初情報があるが、知らなくてもあまり問題はなさそう。
感情のぶつかり合いと戦闘シーンがある分ルージュワンオペよりは読みごたえはあるが、ボリュームは大差がない。

5 エロシーン
シーン回想枠は3。デート服、拘束おもちゃ、触手
触手はどうなんだ…

6 総合評価
ルージュワンオペと同じ。ボリュームは控えめ。
抱き枕の+αという感じ。


以上

2023.12.11 Mon エロゲーレビュー:RE:D Cherish!SS ルージュのワンオペレーション

Eternity Bloodやれよ…>>俺

0 公式・関連ページ等
・公式

・無印のレビュー

1 キャラ
(1)ルージュ ウェントワース
お嬢様ウエイトレス。CV:夏和小
この作品の攻略ヒロイン、というか本編のアフターシナリオ。

2 システム
ほぼ無印準拠だと思われる。
後述するが、短いので機能がなくても気付かない。

3 音楽・演出
同じくほぼ無印準拠。

4 シナリオ
無印ルージュ√からエンディングまでの補完にあたるシナリオ。
ベラドンナとのわだかまりを解くのがシナリオのメイン…だけど正直いちゃついている間に適当に話が進んで終わる。
そして短い。これなら本編に入れてもよかったのでは…。

5 エロシーン
シーン回想枠は3。水着、子作り、母子3P(夢落ち)
正直、FDの割には多くない。

6 総合評価
繰り返しになるが、エロシーン、シナリオボリューム両方が少ない。プレイ自体は速攻終わると思う。
正直、抱き枕のおまけ感が強い。

パッケ版はボイスコンテンツ等もあるので、これでギリギリペイか…。


以上

2023.11.05 Sun エロゲーレビュー:ワールド・エレクション

何で田舎に籠もっているだけなのにこんなにエロゲの進み悪いんでしょうね…。

0 公式等

1 キャラ
筆者プレイ順はパーフィル→伊織→ファウラ→ソフィア→クルル→True→サブ全部

クルル→Trueの流れと他のルートで、シナリオのテンションに割りと差があるので、クルルは最後の方がいいと思う。
この項は基本的に攻略キャラしか載せないんだけど、このゲームはサブヒロインが7人攻略できるので、この項で載せるキャラがめちゃくちゃ多い…。

√ロックはTrueがクルル攻略で開放、サブヒロインは原則その世界のメインヒロインを攻略すると開放される仕組み。
ポン子は獣人だが人間界出身なので伊織攻略で、ムシュアは獣人なのでファウラ攻略で開放。
例外が紗月で、能力がTrueで明かされる関係でTrue攻略で開放(出身は人間界)。

(1)クルル
破壊神。CV:沢澤砂羽
センターヒロインで唯一の√2部構成。
ホームページで「機械帝国マキナインストーラー(?)」となっている「?」の意味はプレイ後に判明。
声優さんは今ではもうこの業界で声を聴くことは叶わないであろうあの人。

(2)ソフィア=ユースティ
劫魔界のお姫様。CV:風音
個人的にプレイ前と後で一番印象が変わったキャラ。√だとめちゃくちゃかわいい。
2016年のゲームだけあって声優が全体的に一昔感ある。

(3)獅子堂伊織
義妹。CV:上原あおい
一昔前の妹キャラのテンプレっぽいキャラ。

(4)パーフィル
恋天使。CV:秋野花
メインもう一人のまみずキャラ。

(5)ファウラ=リィナンス
獣人。CV:萌花ちょこ
不器用系の悪友ポジ。
獣人連中を連れた便利屋枠

(6)丹波ポン子
舎弟(ではないけど)。CV:あじ秋刀魚
大量にいるサブ攻略ヒロイン。
獅子堂軍団の初期メンバー

(7)ミナヨ
ロボ(PEF-374)。CV:桜川未央
純粋な機械帝国の攻略ヒロインはこのキャラだけ。サブヒロインだけど。
√は珍妙の一言だし、√ロックの都合上、シリアスなTrueの後にこのシナリオを読むことになるのでなんとも言えない気分になる。

(8)メロウ=アクリ
セイレーン。CV:桃井いちご
暴力ヒロインを久々に見た気がする。
√の入りがめちゃくちゃチョロい。大丈夫かこの娘…。

(9)チコ
魔獣。CV:奏雨
内面が幼い系のキャラ。ソフィアのお付き2人目。
能力はそこそこコピーされる。

(10)ミリエル
天使教師。CV:手塚りょうこ
正義執行!とか言う割には√では完全に酔った勢いでヤッてる。

(11)卦法院紗月
寮母さん。CV:御園生メイ
能力(呪香)がめちゃくちゃ強く、Trueでザルツエインに並ぶ活躍を見せる。
その伏線を√で回収する関係で、攻略可能になるのはミナヨと並んで最後。

(12)ムシュア=コーレクット
カラスの獣人。CV:かわしまりの
お金にがめつい選挙管理委員会。メロウと並ぶトラブルメーカー。
こいつはこいつで√での落ち方がすごい。

2 システム
2016年のゲームではあるが、お気に入りボイス登録などの機能はすでに存在。
立ち絵鑑賞はアペンドで機能付加とのこと。
どちらかと言うと、ホームページが今のWeb環境に適応しておらず見にくい。

3 音楽・演出
特筆点はない。クルル攻略中はタイトル画面が変わる。
(タイトル画面には2回行くことになる)

4 シナリオ
(0)全体として
頭の悪いタイプのWhirlpoolと見せかけて、クルル√は結構ガチ。
共通で各ヒロインとの交流や学園内の支持の獲得を描写し、個別はヒロインの掘り下げに集中している。後述するが、選挙自体は結果がヒロインとあまり関係なければ落選して終わるため、個別後の選挙描写は控えめ。

シナリオ全体を通したテーマである「異世界の統合」については、各個別ヒロインルートでも、敬の考え(理想)あるいはヒロインと結ばれることそのものにより描かれる。直接的な形で考えをぶつけ合うTrueルートは毛色が違うようにも感じられるが、テーマ性は作品全体で一貫しており、作品全体の読後感は悪くない。
作品全体を通したテーマをある程度脳に覚えさせてからTrueはやったほうがいいので、その意味でもクルルは最後に回すことを推奨する。

絵師さんが複数いることもこの場合はプラスに働き、違う絵師が担当することで違う世界の人なんだ、というのを若干意識しやすくなっている(実際はそこまで深く考えられていないんだろうけど…)

(1)クルル
メイン√。クルルが何者か、というある意味でゲームの最初の問に対する答えのシナリオとなる。
クルルが機械帝国ではなく幽界のチャンネルであり(シナリオ途中でミスリードが存在)、機械帝国により作られた"ヒト"であることが描かれる。
敬とクルルの世界を1つにすることに対する考え方のぶつけ合いは、敬があらゆる能力を借りて最終決戦に望み戦いに挑む、王道だけど熱い展開となっている。ここで巻かれた紗月の能力の伏線は、紗月シナリオで回収することになる。
一方で、何故敬はこの√で紗月の能力のことを知っていたのか、という疑問は残るが…。
五界ではなく六界の統合を果たすこのルートは、選挙(election)の枠を超えた、選択(selection)という意味で、Trueシナリオの題字である「ワールドセレクション」にふさわしい物となっている。

難点としては、他のシナリオと比べてガチ√になっているので、クルル自体とイチャイチャするのは相対的に少なく感じることか。

(2)ソフィア・伊織・パーフィル・ファウラ
他のメインヒロイン4名は、基本的な構成は一緒である。
√のかなり早い段階、生徒会選挙最後の1週で結ばれ(そもそも共通の段階でほぼ全員とフラグは立ちまくっているので)、生徒会組閣後でヒロインとイチャつき、それぞれのヒロインの問題を解決して終わる。
ヒロインの問題が生徒会に関わらないパーフィル(大天使昇格)及び伊織(伊織の能力)の√は、生徒会選挙には負けることになる。逆に、生徒会運営の中で問題が出てくるファウラ√や、シナリオの流れ上で敬が勝つことになるソフィア√は生徒会選挙に敬が勝つことになる。その辺りはシナリオの都合で割り振られている。

どの√も敬が最後にバシッとキメるので読後感はいいが、さすがの貫禄と言うべきか、ソフィアは一等上の盛り上がりとなる。モノリスの下りは中々のご都合主義感はあるけど、ザルツエインを同時に振る流れは悪くない。
あとの3人は能力というよりは考えや精神的な部分でキメる印象がある。総じて、主人公がかっこいいので好感が持てる。

(3)サブヒロイン7名
対して、サブヒロインのルートはミニルートとしているだけあってあまり頭が使われていない。1√は大体30分もあれば読み終わる。
Trueの伏線回収が行われる紗月√は、ヒロイン全員が集合しての「おめでとうございます!」がシナリオでは紗月に向けられているものの、ある意味ではプレイしたユーザーに対するお礼と見る考え方もでき、最後にやるのはとてもいいシナリオとなっている。一方で、ミナヨ√はかなりギャグ度が高いので、シリアスなTrue見た後にこれかよ…ってなりかねない。
といいつつ、マザーとミナヨのコントみたいなやり取りはTrueが終わっていないと意味がわからないので、難しいところだ…。

5 エロシーン
メインヒロイン5名はクリア後にシーン鑑賞で2つ追加シーンがある。クルル、伊織及びパーフィルが5枠、ソフィアとファウラが6枠で、サブは全員1枠。
やたら最初のエッチを外でやっているのは何故なんだ…。

クルル:制服初夜、私服、ウエディング、機械服、チア
ソフィア:野外制服初夜、生徒会室、風呂、自室、ソフィアの部屋、浴衣
伊織:私服初夜、メイド、制服、足コキ、水着
パーフィル:野外私服初夜、水着、制服、体操着手コキ、着物
ファウラ:野外制服初夜、私服パイズリ、生徒会室角オナ、教室、メイド、チャイナ
サブ:ミナヨを除いて、概ねそのヒロインが一番着用している服でのシーン。ミナヨだけ裸エプロン。

6 総合評価
全体としては悪くない。いい意味でシナリオの方向性は裏切られた。
一方、ギャグにしか思えない√をTrueの後に入れたり、そもそも攻略ヒロイン数が多すぎるなど、細かな問題点はある。

鯨神、発情スプリンクル、Pieces、アンレスなど、フルでまみずさんが原画をしているゲームがある中で、今更中々プレイ候補には上がりにくいとは思うが、クルルと気になるヒロインだけ、って形でもいいとは思うので、やってみるのもいいのではないだろうか。


以上

2023.10.18 Wed エロゲーレビュー:幼なじみお嬢様とHでヒミツな同棲生活

何か久しぶりにエロゲした、というかやってなさすぎる。

0 公式・関連ページ等

1 キャラ
(1)宮ノ杜春音
CV:鳴瀬なごみ
メインヒロインで唯一の攻略ヒロイン。
幼馴染お嬢様。おっぱいがでかい。

2 システム
ノベルゲーとしての機能は特に問題ない。

3 音楽・演出
同メーカー(ブランドは違うけど)の低価格ゲームである巨乳幽霊さんに癒やされる社畜さんの性活!とは逆で、EDムービー自体はあるけどボーカルがない。

4 シナリオ
シナリオらしいシナリオはない。家出した幼馴染お嬢様とエッチしまくってるだけ。
2周目で春音視点が追加されて家出の原因がわかるけど、まあ驚きも特にない理由。

まだ巨乳幽霊さんの方がシナリオの中身があるレベル。

5 エロシーン
シーン回想枠は12。1つ1つのシーンボリュームが少ないので、シナリオボリュームが少ないのも相俟ってポンポンエロシーンが飛んでくる感じになる。
似たようなシーンも多いが、基本的なシチュや体位は抑えている感じ。一方で、コスプレなどは少なめ(メイドくらい)。

6 総合評価
エロシーンの項でも触れたが、エロシーン、シナリオボリューム両方が少ない。プレイ自体は速攻終わると思う。
話の中身も殆どないので、頭を全く使いたくないときや、新しいデバイスで通しでエロゲをプレイする等の実験的な用途に使うといいのではないか(これエロゲの感想か?)


以上

2023.08.07 Mon エロゲーレビュー:天使☆騒々 RE-BOOT!

久しぶりにフルプラ終わらせた…
7月の連休からほぼかかりっきりでしたね…。

0 公式等

1 キャラ
筆者プレイ順は乃愛→かぐ耶→オリエ→来海→天音→風実花
プレイ順のロックはなし。
天音→来海→乃愛の方を軸に、残り3人を任意の箇所にはめる感じが推奨かとは思うけど、乃愛の先に済ませておくと話全体の俯瞰はし易いので、やはりお好みで。

(1)白雪乃愛
破廉恥天使。CV:瀬戸乃マリエ
タイトルヒロインであり、他のヒロイン√の伏線回収を踏まえても、作品の中心キャラ。

(2)谷風天音
吸血鬼妹。CV:夏和小
ゆずの実妹ヒロインって実は初めてでは…?
どことなくnineの天と似てるなと思った。

(3)小雲雀来海
陽キャ。CV:柳ひとみ
わかりやすく人気出そうなキャラと声優。
ただ√がなぁ…。

(4)星河かぐ耶
異世界の姫。CV:遥そら
現役異世界人のため、前世はなし。
乃愛と並ぶ作品内の便利屋ポジション。

(5)高楯オリエ
かぐ耶の従者。CV:夏野こおり
旧時代の覇権CVを引っ提げた攻略可能サブヒロイン。
同じく現役異世界人。

(6)百里風実花
幼馴染の担任教師。CV:明羽杏子
前世持ちサブヒロイン。
現状でもかなり強いヒロインのため、正直フル尺でルートが欲しかった感はある。
あと名前が読めない(

2 システム
お気に入りボイスから該当シーンのスキップ機能や、システム面では細かいマウスジェスチャーの設定など、この手のゲームでは最高峰のシステムを搭載。言うことは特になし。

3 音楽・演出
特筆点はない。EDムービーが各ヒロインで違うくらい。

4 シナリオ
(0)全体として
ゆずは奇をてらってるのかやたら主人公を作るのが下手な時があるが、このゲームはそのタイプ。
魔王の影響で勃起できないのがシナリオ上かなりの阻害になっている(特に来海とかぐ耶)ので、正直もっとなんとかならんかったのかと思う。
個人的にアイルノーツが一番主人公デザインが下手で(ほぼすべてのルートで教師生徒との恋愛問題が入る)、リドジョも若干下手(シナリオの都合上、こいつ本当にエージェントか?という失敗をすることになる)だが、アイルノーツの次くらいに主人公デザインが下手だと思った。千恋万花や喫茶ステラみたいな感じでいいと思うんだが…。

(1)乃愛
魔王の最期について語られるシナリオ。前世の時系列では最後にあたるので、先述したが、先に乃愛をプレイすると他のヒロインの話自体の見通しはある程度良くなる。特に天音√を始めとして、乃愛が魔王の真意についてわかったときに定期的に考え込む理由はこの√に集約されている。それを良しとするか最後に回したいかはプレイヤーによると思うが。

人間と天使と結ばれるのか、というのは結構雑に解決して、勃起問題もあっさり目に解決。乃愛の過去の精算がシナリオの山を据えシナリオを構成している。総じてまとまっており、シナリオ最後の爽快感も含め、センターヒロインという感じの王道シナリオ。
何気にBADがあるのでびっくり。まあシナリオをちゃんと読んでいれば違和感は感じると思うが…。

(2)天音
ゆずが実妹というテーマをシナリオに据えた、チャレンジングなシナリオ。
とはいえ、シナリオ上の腕の見せ所である「タブーを乗り越えてお互いがお互いを意識する恋愛過程」というものを、シナリオ全体の根幹である前世というテーマを活かしながら、ある程度違和感なく描いている。共通ルートでの天音の李空に対する好感度というのがいまいち見えにくいため、天音の恋愛感情に若干の唐突感があった点は少しマイナス。

安易なハッピーエンドにせず、「二人の仲ではなく二人の幸せを祝福する」といった友人陣のスタンス、両親には伏せて今後も関係を続けていくといった運び方は好印象。手作り系結婚式も実妹系シナリオでは定番装置なので、この手のシナリオのテンプレートをテーマに添えてしっかりまとめていると感じた。
異世界へのゲートについても少し前から伏線を張り、異世界に逃げた天音を取り戻すというのもシナリオのテーマである「天音を迎えに行く」という点で合致しており、そこから違和感なくヴィズの話と魔王問題の解決にまとめている。
また、シナリオ全体を通した勃起問題もささっと解決しているので、こちらも好印象。

乃愛√と裏での関係は深い。このルートではちゃっかり乃愛の前世を利用した組織は壊滅している。

(3)来海
問題√その1。
スレイという存在を通して、スレイの魔王に対する愛情と来海の李空に対する愛情についての整理がメインテーマであるが、変に話を盛りすぎて、他のヒロインと比べ話が長めな割にはまとめっておらず、かなり冗長な印象を受ける。
勃起の解決も結構引っ張るので、「え、まだやるの」となる上に、ヴェガの話がかなり蛇足。アフターシナリオまで出張ってきたので辟易した(そのせいもあり、来海だけアフターシナリオが長い)。
作品全体のテーマから踏まえるとヴェガの話自体はそこまで広げる話でもないので(かぐ耶√と同様、刺客そのものが立ち絵なしのモブ扱いでも問題ない)、ライターの思想が変に入って失敗したシナリオと言える。ヴェガ周りを整理して2/3程度でまとめて欲しい。

一点擁護するのであれば、前世の愛情との整理のみがシナリオテーマになると風実花√との差別化が難しいので、ヴェガの話を盛ったのかなとは感じた。

(4)かぐ耶
問題√その2。
勃起の話がくっそ長い。記憶を通した前世で起きた出来事の探求というところもなく、現代の異世界のゴタゴタがシナリオの山になるというのもちょっと辛い。また、政権奪取が必要とはいえ兄王の魔王復活に関する野望やかぐ耶の魔王討伐については、ほぼでっち上げと八百長で構成されているため、どっちが悪役かわかったものではない。

かぐ耶はシナリオのポジション上必要なキャラということもあり設定されたが、前世という作品全体のテーマ設定に自身の設定が沿っていないのが仇になったのかなとは思った。そういう意味では不遇。

(5)オリエ
THE攻略可能サブヒロインといった感じのシナリオ。
勃起も早い。従者のほうが上手だぞ
主だったシナリオの山は特になく、オリエとイチャついているだけだが、変に捻てない分、来海やかぐ耶の話よりはいい。正直、ゆずはキャラの記号を作るのはぶっちぎりでうまいんだから、こういう話を多少膨らますくらいでシナリオを作っておけばいいんじゃと思わずにはいられない。

(6)風実花
ファリの魔王に対する愛情と風実花の李空に対する愛情についての整理がテーマではあるが、スレイが魔王に対して好き好きだったから問題になったのに対して、こちらはファリが魔王と男女関係になかったという点で解決を図っている。
ただ、ファリが手記に書いていなかっただけという可能性をあったのでは…とちょっと思ってしまった。

一方で教師生徒の恋愛というタブーについては特に触れておらず。正直、そこをテーマにファリの存在を膨らませればメインシナリオもう1本できそうではある。そうなるとテーマに被りが見られるので来海がサブヒロイン落ちだろうけど

5 エロシーン
乃愛はBAD込5枠、天音は6枠、来海、かぐ耶、オリエは5枠、風実花は4枠。

乃愛:天使服初夜、私服、エロ下着BAD、風呂、制服ナイズリ
天音:自慰、フェラ初夜、水着、ヴィズ服、制服フェラ、エロ下着
来海:私服初夜、部屋着、スレイ魔王、水着、制服パイズリ
かぐ耶:パイズリ特訓→初夜、制服、私服、異世界服、水着パイズリ
オリエ:手コキ部屋着、私服、水着、従者服、制服
風花実:教師服、水着、私服、アナル舐め手コキ

6 総合評価
久しぶりのゆずの18禁新作という前評判に対して、「しばらく作ってなかったからエロゲ作るのちょっと下手になった?」と思わずにはいられない作品であった。
乃愛及び天音はしっかりまとまっており、特に天音はキャラのかわいさもあり、しっかりオススメできる。一方で来海とかぐ耶はキャラの良さを邪魔するシナリオ構成であり、もうちょい何とかして欲しかった。

あまり手放しに進められる作品ではないのが正直なところ。
しっかり作品づくりの勘を取り戻してほしい。


以上