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2020.03.11 Wed エロゲーレビュー:RIDDLE JOKER

2年越しの課題を解決。
共通は2年前にやって、個別をこの2週間くらいで終わらせました(

新型コロナウイルスの関係で結構予定が空きがちになったので、割とエロゲする時間が取れたり。
ということで意外に前回の記事更新から時間空けずにフルプラもう1本走れました。

0.公式等
http://www.yuzu-soft.com/products/riddle/index.html

1.キャラ
昔の自分のblogの記事を見ると攻略順一応メモってたっぽい。最近はサボっていた。
葉月→七海→茉優→千咲→あやせ。特に意識をしたつもりはないけど、図らずとも重要2√を後半に持ってきていた。
個人的に茉優→あやせは守られていればあとは適当でいいと思う。

(1)三司あやせ
ナイチチセンターヒロイン。CV沢澤砂羽
乳も、性格も、能力すらも偽っていたセンターヒロイン。
アイドルっぽいことをやっているが、中の人はアイドルマs…おっと誰か来たようだ。

(2)在原七海
血のつながらない妹。CVくすはらゆい。
個別に入ったあとは特段中二病要素はなかった気がする。

(3)式部茉優
二留のパイセン。CV西園純夏。まあ音ちんなんですが。
√はあやせとの関係性が強い。

(4)二条院羽月
ムッツリ黒髪。CV遥そら
ゆずは何気に黒髪はどの作品でも1人はいますね。

(5)壬生千咲
サブヒロイン。CV夏和小。
サブヒロインかつ、表面上は唯一の非アストラル能力者ヒロイン(実際はあやせも能力者ではないが)

非アストラル能力者の攻略ヒロインは何気オンリーワン枠なので、後輩ということも相まってかなりつよつよ。

2.システム
フローチャート、ボイスお気に入り機能等が特筆。
記憶が薄れているので何ともだが、千恋からそこまで変わってはいないかと。
特にフローチャートは、後から今みたいに感想起こすときとかにすげえ便利(

そもそも千恋の時点で他のADVシステムの数手先を行っていると思うので、システム面での不満はありませんが。

3.音楽・演出
ED曲がヒロインごとに違うのは、千恋から。
他に音楽や演出面での際立った特色はない。

4.シナリオ
(1)総論
・そもそもこの舞台装置は恋愛ADVにあっていたのか
このゲーム全体、特に個別をやっていて思ったのが、そもそも主人公が特班に所属した潜入捜査員っていう設定自体が、シナリオ上で邪魔になっていることが多々あること。

まず、ヒロインに対してやたら後ろめたい。七海以外はそもそも主人公側から話せない事項も多いため、その葛藤のパートもあるし、読んでいて何とも言えないことも多い。七海が人気なのはこの辺りもあるんじゃないかと思うくらい。

次にシナリオ展開上、素性がバレる必要があるヒロイン(茉優と羽月)の√の主人公がやたら格好悪い。
バレ方が潜入失敗なので、プレイヤーから見て、主人公が格好悪くてげんなりする。
特に羽月√は最後の主人公の見せ場すらないので、いいところが全くない。
共通でもヘマしているというのはいい(全然よくないけど)として、あやせ√でも理事長にバレているし、どこかしらの√で何かしらやらかしているイメージ。
そもそも潜入工作員が潜入にバレている時点で話にならないし、バレないと話が進まないということであれば、それはそもそもの設定が恋愛ADVに向いていないということ。

アイルノーツもそうだったが、ゆずはたまに奇をてらった主人公設定でやらかしている感じがする。

・共通√と全体テーマ
共通√は学園の潜入、あやせの護衛まで。あやせの護衛は文化祭までなので、分岐はここから。
(フローチャート上、茉優だけ分岐が一歩早いが)

全体テーマは総論にもあるが、アストラル絡み。というかそれ以外に一貫しているテーマはない。
主人公が工作員のため、身分違いの恋愛という視点もあるが、その観点だと七海が除外される。
アストラル規制派との闘い、という観点もあるが、羽月(と千咲)がそもそも除外で、茉優√も実は原因がこの√だとわからないので、規制派うんぬんの下りが実は存在しない(研究室の襲撃計画の話までは出るが、その先はない)

√のボリュームはフローチャート上では結構ばらつきがあり、一番長いのが羽月でチャプター10まで。茉優が8で、あやせと七海は7。身バレの工程が個別ルートで省略できる2人がチャプター上は少ないというイメージ。ちなみにサブの千咲は6まで。

(2)各論
・あやせ
琴里関係√だが、同じ琴里関係の茉優√と違い、こちらは原因そのものを他の失踪者と絡めながら追う形なる。
恭平や香里の正体がわかるのはこの√のみ。逆に茉優については「信頼できる研究者」というぼかされ方をしている(とはいえ、呼びかけで「琴里」呼び捨てにしているが)

暴走と主人公についても、茉優√は主人公の能力を付与、という形で行うのに対して、こちらは主人公そのものが暴走状態になるのを自身のアストラル能力で抑え込む形となる。

あやせが最後まで偽っていた自身の能力がないこと、最後に判明する関係者の裏の顔、主人公の見せ場と、この作品でシナリオとしては一番王道。

先に茉優をやっていると「私生児」のくだりでなんとなく理事長と琴里とあやせの関係に気づくと思う。個人的には茉優の後にやりたいシナリオ。

・七海
最初から好感度はマックスのため、くっつく速度は早い(何気にあやせも早いが)。
規制派のやることが一番ぶっ飛んでる。あやせ√を見た後だと恭平もなんとかしろよと思わなくもない。
最後の戦いで主人公のやることが若干博打めいているが、この√については特段のヘマもないので、あやせの次くらいには王道。

・茉優
あやせと表裏一体の√。琴里の暴走を何とかするのがメイン。
あやせ√では結局暴走を抑制する薬を開発していたが、この√では開発が芳しくなく、主人公の能力を付与する形での解決を図ることとなる。
この√では原因については不明、最後にあやせが何気に絡んでくるのも不明とあり、あやせ√をやって補完することになる。最後も「伊勢先輩」と呼びかけるあたり、異母姉妹の関係であることは隠している様子。

ただし潜入はバレる、勝手なことをして親父に大目玉を食らうなど、主人公がかなりどうしようもない。

・羽月
言い方は悪いが、一番やるのがつらかった√。
主人公に見る点がない、他の3√と違い敵が明らかに小物、そのくせくっつくまでにやたら長い…。

清濁併せ飲む形への羽月の成長がテーマなのだろうが、それにしたってという感じ。

・千咲
サブヒロインだが、非アストラル能力者との恋愛というオンリーワンのテーマを扱う。
正直、それだけで1つメイン√のテーマは扱えるレベルだとは思う。

声優、後輩というのも相まって、個人的にはかなり好きなヒロイン。

5.エロシーン
回想枠はあやせと羽月は5、七海と茉優は6、千咲は3。
本編の流れで入れると話のテンポを阻害すると考えたのか、アフターが2枠(千咲は1枠)存在。

あやせ:初夜、水着ナイズリ、部屋着、取材用の服、制服乳マッサージ。
七海:自慰、私服、特班、下着フェラ、水着、制服
茉優:自慰、水着、制服、私服、夜這い、裸白衣
羽月:私服、制服フェラ、制服お会い刷り、水着、運動着
千咲:制服フェラ、私服69、水着ビデチャ

6.総合評価
喫茶ステラをやった後にやったので特殊なプレイ順だが、喫茶ステラはリドジョでいろいろシナリオで意見がついたからあそこまで思考停止のヒロインイチャイチャものになったんじゃないかとは邪推した。
割とマンネリを打破しようと思って失敗した感じはする。

シナリオの項でも述べたが、そもそもの設定が失敗だった感じはする。
結局それで読んでいてちょっと食傷気味の感じはでるわ、シナリオ展開上主人公にヘマをさせることになって感情移入も難しいやらで正直シナリオ面ではかなり苦言を呈したい感じ。

半端にシナリオに厚みを出そうとして失敗するくらいなら喫茶ステラくらい思考停止イチャ付きメイン作った方がいいし、やるなら千恋レベルでまとめて欲しい。個人的に最近のゆずゲーは千恋が一番バランスが取れていると思う。
(個人的にサノバのシナリオは推したいが、あれはあれで尖らせてるから賛否はあると思う)

以上。

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